#184 先生

Dec. 19, 2017

高校生の時、ある論文に出会って
(今思うと、少し背伸びして読んでいた)
ずっとその論文を書いた文化人類学者の渡辺公三先生に憧れていて
わたしは社会人になってから大学に入りなおしました。

先生の「人類学史」の授業がとてもおもしろくて、
毎週楽しみで、録音して毎日きいてました。
授業が終わったら、すぐに大学の図書館に走って行って
参考文献をたくさん読みました。
幸福な時間でした。

アフリカに行こうと思った理由はすごくシンプルなもので、
渡辺先生のフィールドがアフリカだったから。

大学に通いながらウガンダで写真を撮り始めて
内戦の中でもしなやかに生きる人たちに出会って、
そこには「別の生き方の可能性」があるように感じました。
これは渡辺先生の授業の中で出てきた大好きな言葉で、
今でもずっと、わたしが感じ続けていることです。

渡辺先生の「人類学史」のノートは今でもたまに読み返すし、
先生にA+をもらったレポート(マルセル・モースの「身体技法」について)は
今でも実家の宝箱にしまってます。
渡辺先生の著書は、これからもずっと読み返すと思います。

先生のご冥福を心よりお祈りします。
アフリカの夜なら、ひょっこり先生に会えそうな気もしています。

IMG_3726.jpg

2017, Uganda