#137 台所トーク

Apr. 15, 2014

アフリカにいるとき、いちばん多くの時間をすごすのは
台所かもしれない。
私が料理の楽しさを知ったのも、アフリカの台所のおかげだ。

ショウガをつぶしながら、トマトを切りながら、
時には鳥の羽根をむしりながら(!)、
そこでは女同士のおしゃべりに花が咲く。

ある時期、私はウガンダ北部の町の食堂でアルバイトをしていた。
重い米や豆を運んだり、大量のタマネギを切ったり、
狭くて暑い台所で火の番をしたり・・・とにかく重労働だったけれど、
でもとても楽しかった。一緒に働いていた女性たちとのおしゃべりが楽しくて、
あっというまに時間がすぎるのだった。

夫との出会い、子どもの教育、お金のこと、ファッションのこと、
好きな音楽のこと、明日の晩ご飯のこと、物価のこと、世界情勢のこと・・・
次から次へと、話題は尽きることがない。

電気もガスも水道もない場所で、ごはんを作るのは大変なこと。
でもそこには、親密であたたかい空間と楽しいおしゃべりがあるから
アフリカのお母さんたちも毎日がんばれるのかもしれない。

食べることが生きるためにすることなら、
料理は、誰かを愛するためのことなのかもしれないなーと思う。

とにかく、料理は楽しいほうがいい。


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