#124 one light

Oct. 9, 2013

空が高い季節になりました。
どれだけ眺めていても飽きない、風に吹かれてどんどん形を変えていく雲。


やっと、仕事がひと段落しました。
ここ2年ほど取り組んできたケニアでの取材が、写真絵本になって出版されます。
出版日など決まったら、またここで報告したいと思います。

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ふたりの子どもが生まれてから、嵐のような日々が続いて、
ふと立ち止まると、大切なものを見失っていました。

「本当に大切なものは目に見えない」。
だからちゃんと意識していないと、手のひらからするっと、落ちてしまいそうになります。
これからは、ちゃんといつもその手触りを感じて毎日をすごそうと思います。

失ったものをもう取り戻せないじゃないかと不安で仕方なかったとき、
心の中の宝箱が私に勇気をくれました。
きっと、誰の心の中にもあると思います。
きらきらした思い出、初めてのこと、まっすぐなきもち。
たまにはそれをそっと開けてみるのもいいな、と思いました。

私の心を温めてくれてありがとう。
次は私が、大切な人の心を温める番。

例えばもし誰かがこの世からいなくなってしまっても、
その誰かの心にあるきらきらしたものはこの世界のどこかに留まっていて、
なにげない景色の中にそれがちりばめられているから、世界は美しいのかもしれない。
小さな光のようなもの。


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