#88 まるで恋

May. 27, 2011

日本も梅雨入り。
雨が好きなので、ちょっと嬉しくなる。
洗濯物が乾かないのはこまるけど。

雨が降るといつもの景色がちょっとだけ変わるのが好きです。


***

今回の旅、最後の寄港地セネガルで出会うべくして出会ったモノ。
まるで恋に落ちる瞬間のように、ときめいたモノ。

それはマーブル模様の「水さし」。

他にもたくさん旅の話はあるのですが
今日はこの「水さし」について語らせてください。


その存在はなんとなく以前から知っていて
自宅用にひとつ買って帰ろう、と軽く考えていたぐらいなのですが。

アフリカで実際に出会ってみると、その存在感に惚れ込んでしまい
行く先々でこの「水さし」の写真を撮らせてもらいました。
家の人には、なんでこんなモノを撮るの?と笑われることがほとんどでした。

笑われても、何を言われても、とにかく、
私はこの「水さし」に恋をしてしまったようです。


バスやバイクで移動していても、ついつい目がこの「水さし」を探してしまうのです。
色や模様が派手だからか、私の視力がいまだに2.0をキープしているからか
(時々アフリカの人より遠くが見えることがある。アフリカの人がびっくりするくらい)
どんな景色の中にも必ず見つけてしまい、見つけるたびに胸が熱くなりました。
「ああ、写真を撮りたい。この家ではどんな使われ方をしているのだろう」
という気持ちで頭がいっぱいになるのです。


この水さしはセネガルでどの家庭にも必ずと言っていいほど、ありました。
キッチンで使われていたり、トイレの手洗いに(おしり洗いにも)使われていたり
またお祈りにも使われるようで、その用途の広さも魅力のひとつ。


ある家庭では大事にピカピカに磨かれていたり
またある家庭では庭に砂まみれになって放置されていたり
使われ方もさまざまですが、共通しているのは
とにかくガンガン使われていること。
そしてどこの家にもあること。

プスチック製で軽くて、持ち運びしやすいのも魅力的ですが
そしてなにより、その見た目のインパクト。
派手な配色&マーブル模様で、どこにいても目立ちます。

そしてびっくりしたのが、安い中国製品があふれる最近のアフリカで
この「水さし」はMADE IN SENEGALだということ。
ああ、いつかセネガルの水さし工場をたずねたい。


私も植木の水やり用にひとつ買って帰ったのですが、
うちの玄関先で異彩を放ち、通る人に「これなに?」とよくたずねられます。
息子がこの水さしで植木に水をやっている姿は、いつもの数倍、愛しい。

夜寝る前にこの水さしのことを考えると眠れなくなります。
まだ私が出会っていないセネガルの水さしたちに出会いたい。
どんな配色、模様があるのだろう。何種類ぐらいあるんだろう。
だいたい、年間にそれぐらい生産されているんだろう。
次は絶対、工場見学に行こう。


セネガルでたくさんこの「水さし」の写真を撮ってきたのですが
ここではひとつだけ、アップします。

これです。
このなんともいえない存在感に胸がときめくのは、私だけなのでしょうか。


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