#71 ラブ&ピース

Jun. 16, 2010

暑い。
暑くて気持ちいい。
雨も好きだけど、梅雨の晴れ間も好きです。

出産でしばらくウガンダに送金できそうにないので
今日、銀行に行って送金してきました。
子どもたちの奨学金です。

NESTという奨学金プロジェクトを始めて、5年目。
今、奨学生はふたりです。

プロジェクトを始めるにあたってとことん話し合ったのが
「できるだけたくさんの子どもたちに奨学金を出すために、初等教育を支援するか」
「子どもの将来、地域の将来に直結させるため、中・高等教育を支援するか」
どちらにするか。

私は最初、前者の意見でした。
理由は、支援者に説明がしやすいから。
「あなたはこの子を支援しています」とかわいい6歳ぐらいの子どもの写真を見せられたら
支援者は嬉しいだろうな、と思った。

でも私たちは、中・高等教育を支援することを選びました。

初等教育の学費は安い。
制服や教科書は高いけど、親が教育の大切さを理解して必死で働いたら
なんとか教育を受けることができます。
それが無理でも、初等教育は大きなNGOが支援していることも少なくない。

中・高等教育支援はそのむずかしさもあって、現地でも支援制度がほとんどない。
その子ひとりひとりの人生に深く関わらないと支援を続けられない。
そして何より、学費が高い。

私たちは現地で何度も家庭訪問や子どもへのインタビューを繰り返して
今のふたりの子どもに支援することに決めた。

もう少しで、ふたりは大学入学の切符を手にすることができる。
本当にもう少し。
ふたりはそれぞれに厳しい環境の中でよくがんばりました。
家族みんなバラバラになっても、避難民キャンプでも、慣れない寮生活でも。

あと一息、がんばってほしい。
大学入学がゴールではないけれど、
別の生き方の可能性を感じてほしいと思います。

平和という状況を知らなかった子どもたち。
夢や希望を持つことを知らなかった子どもたち。

自分の手で未来を切り開いていく楽しさを感じてもらえたらいいなあと思います。

今後も奨学金プロジェクトを続けていきます。
今のふたりの奨学生の学費も、あと少し足りません。
少しでも子どもたちの夢を一緒に支えていきたいと感じた方、私まで連絡ください。
sakuraginaoko@hotmail.com

ということで今日、送金してきました。



もう2500グラムを超えた赤ちゃんをおなかに入れて(カンガルーみたいな気分です)、
1分もじっとしていられない息子を連れて(サーカスの珍獣使いみたいな気分です)
バスに乗って銀行に行くのは、だいぶ大変。

息子はバスの中でじっとしているのがあまり得意ではなく、
バスを降りるまで、それは大変でした。
やっと目的地に着いて、私たちの乗っていたバスに「バイバイ」と手を振る息子。

それに気がついたバスの運転手さん。
ファンキーな笑顔でピースサインをしてくれました。
息子もピースサイン。

ウガンダの子どもたちに送金できたこともあり、
なんだか今日はラブ&ピースな気分でいっぱいです。

世界がラブ&ピースに包まれますように。

DSC_0166.jpg

アフリカが恋しくて、ベランダでジャカランダを育てています。
暑いとやっぱり元気です。
生まれたての緑色が毎日気持ちいい。

アフリカではよく大きなジャカランダの木の下で
チャイを飲んだり、友達と話をしたり、ござをひいてお昼寝してました。