#61 子育て事情

Mar. 28, 2010

今日みたいなどんより曇りの日は明るいアフリカの音楽を聴くと、
気もちが明るくなるから不思議です。

最近は仕事ものんびりペースで、
毎日息子の成長を見られてしあわせな日々です。
でもたまに子育てにちょっと疲れることもある。
そんな時にふいに、アフリカの子育て事情について思う。
私がよく知っているのはウガンダのある村の子育て事情ですが。

基本的に、アフリカでは赤ちゃんは常にお母さんにおんぶされています。
「いつもおんぶしてて重くない?」
ときいたことがあるけど、
「かわいいから重くない」という答えがかえってきました。
愛がいっぱいです。

実際、自分が母親になって子どもをおんぶしてみると、
うん、かわいい。ちょっとあったかくてぐんにゃりしていて、かわいい。
でもやっぱり重い・・。

アフリカの女性はいつも重いものを持ってるから体力がちがうのかもしれない。
以前ウガンダで食堂の使い走りのバイトをしていたことがあって、
そのときにおつかいに頼まれた豆の袋は、どんなにがんばっても持ち上がらなかった。
でも、たまたま通りかかった女友達は、ひょい、と軽く頭に載せて運んでくれた。

水汲みも体力がいるし、洗濯も相当の力が必要だし、
アフリカの女性の体は美しく鍛えられている。

私もがんばって体力をつけよう!と思って始めた毎朝のウォーキングですが
雨の日と寒い日はお休み、というまるでカメハメハ大王のような日課になっている。

とにかく。
子育てには体力がいります。

アフリカではけっこう大きな赤ちゃん(2歳ぐらいの大きさ)でもおんぶですが
それ以上になるとさすがにおんぶをやめる。
それでどうするのかというと。

放っておく。

子供のしたいようにさせておく。

日本のように車もぶんぶん走ってないし足下は柔らかい土なので、
危険が少ないからできるのかもしれない。
子供はどこまでも自由に歩いていって、それを遮るものはマンゴーの大木ぐらい。

そしていつも誰かが見てくれているから安心。
悪いことをすると近所の人が勝手に叱ってくれたりもする。
今の日本ではあまりないことかもしれない。

それから、アフリカの赤ちゃんたちはおむつをしない。
どうするのかというと、なにもつけない。
男の子も小さな頃はスカートをはいていて、下はすっぽんぽん。
濡れないし蒸れないし合理的なのかもしれない。
歩きながらおしっこをしても、ほとんど野外なので平気。
すごく自然。


最近、夜の「ねかしつけ」がけっこう大変で
うちの息子は何冊も絵本を持ってきて、それを何十回も読まないと寝ない。
なので、私も疲れて一緒に寝てしまうことがほとんど。

アフリカの村に滞在していたある夜、夜中までみんなでお酒を飲んでいたとき
1歳ぐらいの小さな子供も大人と一緒にずっと起きていた。
午前2時、私が心配になって「寝かさなくていいの?」とお母さんにきくと
「子供は自分の意思で起きているの、寝たくなったら寝るわよ」
とのことだった。

その夜は月が明るくて、みんなでたき火を囲んでビールを飲んでいて
寝るのがもったいない楽しい夜だったから、なんとなく納得した。


かといって、うちの息子を夜中の2時まで寝かさないでおくのはなんだか気がひける。
なので私はいつも真面目(?)に、絵本を読んで寝かしつけている。
たまに、もう今日はいいや、と思って寝かさないとき、
アフリカの夜を思い出すようにしている。
息子は夜中まで生き生きと遊んで、そして満足してぐっすり寝る。

子育てはもっとテキトウでいいのかもしれない。
と思って、どんどんテキトウになってしまう今日この頃です。

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でもやっぱり、子供はかわいい。