#46 途上にて

Nov. 9, 2009

人は、それぞれいろんな道の途上にいるのだと思う。


先週、河合塾での講演会がありました。
2年前にも河合塾で講演をさせていただいたのですが
そのときと同じで今回も塾生さんたちの熱気が伝わってきました。

講演は、ひとりでボールを投げ続ける行為のようですが
実はキャッチボールだったりします。
聴いてくれている人の反応で、次のボールが自然に変わる。

真剣なまなざし、涙をふく人、身を乗り出す人。
前で話していて、ひとりで話しているような感じではなく、
ひとりひとりとじっくり話しているような気分でした。

帰りにいただいた感想文を読んで、
受験生という現状とこれからの希望や
「アフリカに関わっていきたい」という気持ちなど
塾生さんたちのまっすぐな思いが伝わってきて
私の方が感謝でいっぱいになりました。

目指すものがあって、それに向かう途上にいる。
それは塾生さんたちも私も同じだなあと改めて感じました。

その途上での出会いは、偶然に満ちた素敵なもので
これからも大切にしていきたいと思います。

講演会に来てくださった方、本当にありがとうございました。


今週は早稲田大学の講義にゲストとして参加します。
こちらも楽しみです。


最近は少し忙しい。
ちょこちょこ仕事をしたり講演会やらなんやら。
それでもほぼ毎日ピクニックをしています。

ピクニック。

ずいぶん牧歌的でほのぼのした響きですが
1歳をすぎた息子のパワーが有り余っていて
毎日広い公園でひたすら走りまわらせてパワーを減らすという
ちょっとした怪獣退治(?)みたいなものです。

せっかくなのでお昼ごはんもそこで食べるようにしている。
かごにサンドイッチや果物をつめこんで公園へ。

赤いチェックの暖かいマットをひいて、
木々の木漏れ日、鳥の声、芝生をうろうろする息子、
そこで飲むポットにいれてきた熱いコーヒーは本当においしい。
(休日にはコーヒがワインになったりします)

お昼をまわって家に帰ったら息子はぐっすり。
私はその時間に仕事をばばばっと済ませます。

息子がいなかったらたぶん毎日ピクニックはしない。
小さな怪獣の笑顔を見ていると、この時間を大切にしたいなあと思う。


ウガンダの私がよく行く村でも
子どもたちは1日の大半を外ですごしている。
裸足で走りまわって、転んで泣いて、
マンゴーの木の下でお昼寝をしたり、大人と一緒にチャイを飲んだり。

私が初めてウガンダに行ったときに出会った村の少年が
今は私の背丈を超えていて、近所の子どもたちの面倒をみているそうだ。

私がアフリカに関わり始めて、もうすぐ10年が経とうとしている。
10年は長いような短いような。

私もまだまだ道の途上にいる。



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ウガンダのバスでの旅の途上にて。
バスが停車するたびに売り子たちがばーっと駆け寄ってくる。
あまーいバナナ、焼きたての串刺しレバー、熱々のローストキャッサバなど
新鮮でおいしいものばかり。
この写真を見るといつもおなかが空いてくる。