kot(コッツ)はアチョリ語で「雨」。
雨の日はとても気分が落ち着くから、私は雨がとても好きだ。
1日中部屋の中から雨を眺めているだけでも退屈じゃない(したことないけど)。
雨に濡れるのもきらいじゃない、というかかなり好きだ。
ウガンダ北部にはokotという名前の人がけっこういる。
雨の日に生まれたのだ。
okotは男性でakotは女性。
有名なokotに、Okot p'Bitekという人がいる。
彼は詩人にとどまらず、小説家、社会学者、フットボール選手、
神学者、俳優、ダンサーなど、いろんな肩書きを持っていたという。
うーん、いかにもアフリカの人らしい。
私は彼の詩が好きで、たまに彼の詩集を開く。
わたしの脚にくるぶしの鈴を
ラチュクチュクの鳴り物を持ってきて
わたしの脚に結んでください。
ナンガ弾きを呼んできて
弾かせてください。
歌わせてください。
あなたの前で踊らせてください、
私の愛する人よ。
あなたに示させてください。
あなたの家の豊かさを。
オチョル 私の夫、
牡牛の息子。
だれにも かぼちゃを引き抜かせてはいけません。
オコト・ビテック著 北村美都穂訳
『ラウィノの歌/オチョルの歌』2000年 新評論
雨の日、詩集とくれば欠かせないのはコーヒー。
今日飲んでいるのは高知の「はなればなれ珈琲」さんの
タンザニアのキリマンジャロの豆。
ここの豆は自家焙煎で、本当においしい。
オーガニック&フェアトレードです。
問い合わせはnobtskii@ezweb.ne.jp
鈴木さんまで。
数年前、キリマンジャロの麓の町に滞在したときに
地元の人たちがネスカフェのインスタントコーヒーを飲んでいて、驚いた。
「コーヒー豆は高いから」がその理由だった。
そのときから「フェアトレード」という言葉が気になり始めた。
おいしいものには対等なお金を払いたいなあと思う。
天気がいいと、つい動き回ってしまって忙しいから、
いろいろなことに思いを巡らせることができる雨の日が好きだ。
私もakot(雨の日に生まれた女の子)なのかもしれない。
ウガンダで雨あがりの夕方に見つけた不思議な植物。