#32 ジンジャ

Jul. 24, 2009

2、3年前、ウガンダの友人からサンダルをプレゼントされました。
私はそれがすごく気に入っていて、日本でもアフリカでもよく履いている。

今年も夏がやってきて、そのサンダルを出した。
久しぶりに履いてみると、革の素材が裸足に気持ちいい。
ビクトリア湖の小さな貝の飾りがたくさんついていて
それも気に入っている理由のひとつ。

でも、このサンダルを履いているとよくすべる。


サンダルの裏を見てみると、滑り止めのギザギザがまったくなくて
濡れたアスファルトの道は要注意。
今日もあやうく転びそうになり、他のサンダルに履き替えてでかけた。

ウガンダ北部にはアスファルトの道はほとんどない。
だから滑り止めなんて必要ないのだ。


そのサンダルを履いたらウガンダの赤い土の感触を思い出して
なんとなくウガンダが恋しくなって友達にメールしたら
ネットカフェにいるらしくすぐに返事がかえってきて、
世界は広いのかせまいのかわからないなあと思った。


ジンジャの土は特に赤い。

ウガンダ南部にあるその町は、私の大好きな町のひとつ。
小さなタウンにはなにがあるわけでもなく、どーんと大きなビクトリア湖があるだけ。

いつも私はその町へふらっとでかける。

1日中なにもせずに、ただビクトリア湖畔をぶらぶら歩いて写真を撮る。
夜は満点の星空をながめながら、外でちびちびビールを飲む。
電気もないから読書もできない。
ビクトリア湖に月の光が落ちている。
湖は、こわいくらいの静寂に包まれる。

頭をからっぽにしたいとき、なにかをリセットしたいとき
ビクトリア湖はそれを受け入れてくれる。


ジンジャの土は赤い。
緑はどこまでも深く、空は青い。


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