#27 子供の情景

Jun. 29, 2009

川に石を投げ入れて広がる波紋の模様に夢中になったり
いちごのつぶつぶのもようをじっと見つめたり
ネコのしっぽのゆらゆら揺れるのを無心で眺めたり

子供のころ、そんな日常の小さなことに夢中になった記憶。


その記憶を呼び覚ませてくれるような切り絵の世界が
義理の妹であるcanaさんの作品です。

http://cana-paper.com/


レースのような繊細で美しい切り絵の模様に思わず見入ってしまいます。
1枚の紙が、人の手によって魔法のように変化する。

彼女の作品を見ていると、無条件で子供の頃の記憶がよみがえる。
彼女自身もまっすぐで素直で、子供のような純粋さを持っていて
たまにはっとさせられることがあります。

彼女のひたむきさを見ていると
私も、アフリカの写真を撮り始めたころの気持ちがよみがえる。

ファインダー越しに見るその人と友達になりたかった。
その瞬間をどうしても残し、伝えたかった。
私はとにかくアフリカと仲良くなりたかった。

そんな大切な気持ちを思い出させてくれます。


ジュースの空き箱とひもを拾った少年。
「これでおもちゃの車をつくるんだ」と
彼はそれを大切そうに抱きかかえて帰路についた。
日常は創造に満ちているのかもしれない。

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2006,Gulu Uganda