#154 特別な場所

Oct. 14, 2014


ウガンダ北部でまだ戦争が続いていた頃、
私たちは「かぼちゃの下」という名前の
子どもたちのための避難シェルターを建てました。
数年間、たくさんの子どもたちが避難してきましたが
町は少しずつ平和を取り戻したので、私たちはそのシェルターを閉めました。

今、その跡地一帯は、町の市場になりました。

・・・というところまでは現地の友達にきいて知っていたのですが、
先月、実際にそのなつかしい場所に立つと、当時のいろんなことを思い出して
とても嬉しい気持ちになりました。

かつて子どもたちが寝ていたシェルターはそのまま残っていて、
市場の倉庫として使われていました。
私たちが寝泊まりしていたスタッフルームは、
市場の事務所になっていました。

シェルターを中心にして市場ができ、人がたくさん集まっていて、
町は平和で、みんなが楽しそうに買い物をしていて、
こんなに幸せなことはないな、と思いました。

あの頃シェルターに来ていた何百人もの子どもたちの何人かは
私がウガンダに来ているという噂をどこかできいて
会いにきてくれました。

彼らは、今はもう私と同じぐらいの背丈になっていて、
「もう高校生だよ!」と、以前と同じ笑顔を見せてくれました。

いつまでも、ここは私にとって特別な場所です。



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2014 gulu, Uganda

奥に見える、しましま模様のトタン屋根の建物が元シェルターです。